天神ビックバンで容積率が緩和された高層建築物が次々に竣工しています。天神ビックバンという政策がそもそも何のための政策だったのかもはや不明ですが、とにかく新しい建物が次々に建設されています。
建物が高層化するとヒートアイランド現象が深刻化することは既に知られている現象です。ヒートアイランド現象の原因は次の3つです。
- 人口排熱の増加
- 都市形態の高密度化
- 地表面被覆の人工化
天神ビックバンで容積率が高まった建物は排熱を抑えるなどの工夫はされているようですが、都市形態の高密度化は顕著です。
ヒートアイランド現象は都市の気温が上昇するだけでなく、気温の上昇のためにエアコンの使用が増え、エネルギー消費が増加し、地球温暖化が促進されるという悪循環をもたらします。地球温暖化を抑制するためには都市はヒートアイランド現象を緩和する施策を実施することが重要です。
ちなみに、ヒートアイランド現象はコンピュータでシミュレーションできます。しかし、福岡市役所に問い合わせたところシミュレーションは行っていないとのことでした。
天神一極集中を加速させるような政策でヒートアイランド現象を深刻化させることはアジアのリーダー都市を標榜する都市が行うべきことではありません。
最後に全国と東京、佐賀、福岡の年平均気温の長期観測結果を掲載しておきます。日本の年平均気温は100年で1.4℃上昇していますが、東京は2.7℃、佐賀は1.7℃、福岡は2.5℃です。




